内容説明
常に時代をするどく捉える議論を提起してきた松下圭一政治学の全体像を初めて内在的に解読。
目次
第1章 欧米の大衆社会論とデモクラシー理論・再訪(「大衆」および「大衆社会」;大衆社会に関する議論の諸論点;大衆社会に対するアメリカ的批判)
第2章 松下圭一の大衆社会論(松下の大衆社会論の構想;松下による「市民政治理論」理解;日本の「近代主義」および社会主義に対する松下の立場)
第3章 「大衆社会論争」後の現代社会論(参加デモクラシーと管理社会;都市型社会とシビル・ミニマム―松下理論の展開;一九八〇年代の大衆社会論)
第4章 現代デモクラシー理論と大衆社会論(松下大衆社会論の評価;J.キーンのデモクラシー理論と松下理論;ポスト・マルクス主義理論と松下理論;D・ヘルドのデモクラシー理論と松下理論;現代日本におけるデモクラシー論)
著者等紹介
山田竜作[ヤマダリュウサク]
1967年福島県生まれ。英国シェフィールド大学大学院Ph.D.コース修了。Ph.D.(政治理論)。政治理論・政治思想史専攻。現在、日本大学国際関係学部助教授
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