内容説明
レギュラシオン派は、アナール派の歴史認識、ブルデューのハビトゥス概念など20世紀の思想成果を結集し、資本主義をその動態性・多様性において捉え、転換期にある世界を、経済・社会・歴史の総体として解読する理論装置を提供する。本書は、レギュラシオン派の中心人物が、その概念と方法、到達点と問題点、今後の課題などを整理した「レギュラシオン便覧」である。
目次
経済の危機―理論研究の復活
調整―その使用法(概念と方法;その光と影)
次代の研究にむけて―研究プログラム
訳者解説 われわれにとってレギュラシオン理論とは何か
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- 和書
- 55歳、大人のまんなか