内容説明
インドからの贈物。謎解きの楽しさと人生の知恵の宝庫、三超軍王と憑鬼が織りなす２５話から我々は数々の知恵を学ぶ。古代インドの呪術的世界に繰り広げられた数々の秘話―。
目次
智慧ある大臣の子が王子の恋を成就させた話
婆羅門の呪術が死んだ少女を甦らせた話
男女のいずれが性質が悪いかという話
婆羅門ヴィーラヴァラ忠勇の物語
一人の娘に三人の婿の候補者が競った話
兄と夫の首を継ぎ誤まった話
王がその従臣を龍女と結婚させた話
敏感な三人の青年の話
一人の娘と四人の婿の候補者との物語
三人の男に貞操を捧げると約束した少女の話
敏感な三人の王妃の話
王と天女と宰相の話〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽけっとももんが
6
三超軍王が修行僧との約束を果たすために、シンシャパー樹にぶらさがった屍鬼を取りに行く。背負われた屍鬼は物語り、王に意見を聞く。王が答えると屍鬼はまた元の樹に戻ってしまい、王はまた同じことを繰り返す。繰り返すことつまり24回と終章が1話。まぁインドの皆さんの情熱的なこと。絶世の美男美女があっという間に恋に落ち恋焦がれた挙句死んでしまったり、信仰のため人を待たせていながら火に飛び込んだり、2人の切れた首を逆につけちゃったりもう無茶苦茶だ。似た説話がよその国にもあったり昔から人の喜ぶ話は共通だ。2021/02/11
