内容説明
本書は、19世紀末の「大不況」期から第2次大戦後に至る時期を対象に、フランスの対外経済関係を資本輸出、外国貿易、植民地政策に焦点を当てて分析し、フランス帝国主義の性格と世界市場における位置を明らかにするものである。
目次
第1部 フランス資本主義と資本輸出(帝国主義段階におけるフランス資本輸出の性格―対ロシア投資を中心に;両大戦間期におけるフランス資本輸出の性格―対モロッコ投資を中心に)
第2部 フランス資本主義と外国貿易(1920年代フランスの貿易構造;一九三〇年代フランスの貿易構造;1930年代におけるフランスと植民地との貿易関係)
第3部 フランスの植民地政策(1930年代フランスの植民地政策―「国民経済審議会」報告書を中心に;1930年代フランスの帝国経済構想―『フランス本国・海外領土経済会議』報告書を中心に;第2次大戦後におけるフランスと植民地との経済関係―貿易関係を中心に)