出版社内容情報
■ 監訳 ■
後藤 恵之輔/長崎大学工学部社会開発工学科 教授
第 1 部 森林生態系の保護および持続可能な管理のための情報ニーズの高まり
第 1 章 生態学的、経済的および社会的要求に応える景観規模情報の展開
第 2 章 政策、計画、管理の意思決定に必要な情報の展開
第 3 章 生態系管理の発展とリモートセンシングの応用における課題
第 2 部 合衆国の主要な森林地帯における事例研究
事例研究2-1 北米西部における遷移後期生態系の価値の維持:
生息環境計画立案と政策決定の方法論
第 1 章 序文
第 2 章 生態学的展望 - 成熟森林と老成立木森林の生態系の性質
第 3 章 資源管理の展望 - 森林管理計画立案における地理情報システムと意思決定モデル
第 4 章 GIS利用の展望 - 遷移後期森林生態系データレイヤーの時系列の開発と分析
第 5 章 GIS利用の展望 - 森林構造のリモートセンシングに関する現在の研究
事例研究2-2 米国南西部における遷移後期森林の分析とマッピング
第 1 章 序文
第 2 章 生態学的展望 - 生態学、GIS、リモートセンシングを連携させた生態系の管理
第 3 章 資源管理の展望 - フィールドレベルにおけるGISとリモートセンシングの利用に関する実際的考察
第 4 章 GIS利用の展望 - 老成立木森林のモデル化のためのリモートセンシングとGISの利用
事例研究2-3 アパラチア山脈南部広葉樹林の生態系管理:分断の最小化
第 1 章 序文
第 2 章 生態学的展望 - 森林分断の影響の理解
第 3 章 資源管理の展望 - 自生広葉樹林の分断を最小限にとどめるための管理
第 4 章 GIS適用の展望 - 景観管理のための多角的モデル化とGIS
事例研究2-4 北部五大湖周辺諸州の遷移後期森林:
生態系の保護・復元の手引きとしての生態系分類および変化の探知
第 1 章 序文
第 2 章 生態学的展望 - 現在および将来の生態系分析へのリモートセンシングとGISの応用
第 3 章 資源管理の展望 - リモートセンシングとGISを援用した森林生態系の定義・マッピング・管理
第 4 章 GIS利用の展望 - 五大湖周辺諸州の生態学者と資源管理者の架橋としてのリモートセンシングとGIS
第 3 部 軍事および宇宙開発事業用リモートセンシング技術の
生態学的情報ニーズへの適用可能性
第 1 章 序文
第 2 章 NASAリモートセンシング技術を応用した地域レベルでの森林生態系分析
第 3 章 生態学的情報ニーズに対する軍事リモートセンシング技術の応用
第 4 部 まとめ
第 1 章 リモートセンシングとGISによる生態系情報提供の可能性と限界
第 2 章 生態系管理における市民参加型意思決定の触媒としてのGIS
第 3 章 生態系管理計画・解析・政策決定におけるリモートセンシングとGISの潜在能力の実現
★発刊のねらい
本書の内容は、生態系の管理といっても森林の生態系管理にかなり焦点が絞られている。しかし、森林は自然環境や生態系に大きな関りをもつどころか、生態 系そのものであると言っても過言ではない。したがって、本書は、これから自然環境や生態系を学ぼうとする人たちにとっても、あるいは自然環境や生態系管理 にGIS、リモートセンシングを応用していこうとする人たちにとっても、必ず役に立つものと確信している。