出版社内容情報
- 沿岸の環境をどう理解し、どう認識し、具体的にどう守り育てるか、
という観点から総合的に編成された大書 -
■ 監 修 ■
平野 敏行/学校法人 トキワ松学園理事長、東京大学名誉教授
■ 編集幹事 ■
中田 英昭/東京大学海洋研究所資源環境部門助教授
■ 編集委員 (五十音順) ■
佐々木 克之/水産庁中央水産研究所海洋生産部物質循環研究室室長
中田 喜三郎/東海大学海洋学部海洋工学科教授
藤原 建紀/京都大学大学院農学研究科海洋生物環境学分野助教授
本間 昭郎/(社)日本栽培漁業協会顧問
水谷 宏/海洋水産資源開発センター専務理事、<元>水産庁研究部長
■ 執 筆 者 ■ 149名
第1編 沿岸環境圏の科学
第 1 章 沿岸海域の物理環境特性
第 2 章 浅海堆積物
第 3 章 沿岸生態系を構成する生物の分布と動態
第 4 章 沿岸生態系における物質循環
第 5 章 沿岸漁場環境
第 6 章 沿岸増殖・養殖環境
第 7 章 沿岸生態系モデリング
第 8 章 沿岸環境評価
第 9 章 沿岸環境管理
第2編 応用
第 1 章 水処理における環境負荷削減対策
第 2 章 河川・河口における生物機能を利用した浄化対策
第 3 章 海域での生物機能を利用した浄化対策
第 4 章 海域での環境造成による浄化技術
第 5 章 底質改良技術
第 6 章 漁場環境造成技術
第 7 章 生態系飼育による餌料生物の効率的培養法
第 8 章 磯焼け問題とその対策
第 9 章 海洋牧場
第10章 海浜のアメニティーに関する科学
第3編 調査・計測
第1章 先端技術による海洋計測
第2章 ダイビングによる沿岸海域調査法
★発刊のねらい
1.生物生産の高い場所は沿岸海域に偏在しており、日本周辺
でもその高い生産力を有効に利用しながらさまざまな形で漁
業が営まれている。
2.変化に富む沿岸海域の環境は、生物に多様な生活の場を提
供しており、有用な資源生物の多くは沿岸の藻場や干潟など
を幼稚仔の成育場としている。
3.漁場環境の適正な管理とあわせて沿岸海域の多様な生態系
の保全やその保育機能の維持・強化が必要である。
4.環境の実像をできるだけ正確に知るには、現場での調査・計
測技術に関する最新の情報が不可欠である。
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- 和書
- 南の島で