内容説明
浜辺にながれついたガラスでアクセサリーをつくるももさん、とつぜんふりだした雨のなかでおどりはじめるももさん、雨の日にギターをひいてじぶんのつくった歌をうたってくれたももさん、海にねそべったときにきこえてくる音のことをおしえてくれたもももさん。ももさんの島ですごしたぼくの夏の日。小学校低学年から。
著者等紹介
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年、愛媛県に生まれる。早稲田大学仏文科卒業。3年間のフランス滞在をへて、絵本作家・翻訳家として活躍している。『なぞなぞのたび』でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』で三越左千夫少年詩賞を受賞
原マスミ[ハラマスミ]
1955年、千葉県に生まれる。1976年からライブ活動をはじめ、1982年「ズッとじっと」でレコードデビュー。ミュージシャンとして活躍するとともに、雑誌のイラストレーションや書籍の装画を手がける画家としての活動でも注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
41
何と季節はずれな!!って思われるかもしれませんが、寒くて体が縮こまっちゃう今だから・・・オススメの1冊です。吸い込まれそうな大きな目の女性は、ももさん。南の島暮らしです。この男の子は、ワタルくん。夏休みに1人で、ももさんの住む南の島に向かいます・・・。よしもとばななさんの本の表紙でおなじみの原マスミさんの絵が大きく広がっています!外国の絵本の訳者でも活躍される石津さんの文章は、優しくて、安心感があります。まるで、手をつないで南の島に連れて行ってくれるようです。のんびりしてね。本の中だけでも・・・ねっ!2015/01/20
keroppi
27
図書館にて。南の島で過ごした子供の頃の思い出。いいなぁ。南の島に行きたいなぁ。2017/08/05
Maiラピ
16
この絵みたことある・・・って思ったら、ギャリコの「雪のひとひら」の雪の結晶がゴーヤみたいな緑の植物に。大胆かつ繊細な風や太陽の光、草花の匂い、南国の夜の海辺のひんやり、雨の感触などを感じられる絵です。原マスミさんって女性だと思ってたけど、男性でしたw石津 ちひろさんの素敵なお話。娘はパラパラと絵を見て、怖い話?って言ってたけど、読み聞かせすると、『海にねころんでお昼寝、海の中をお散歩いいね~~~』いろんな楽しいことが詰まった本だね!って言ってました。2011/05/13
anne@灯れ松明の火
13
MOE絵本屋さん大賞2011で知った作品。表紙を見て、「濃いな~^^;」と思いながら、ページをめくった。中身もやっぱり濃かった(笑) 南の島にはピッタリなのかな。2012/01/09
読み人知らず
9
南の島で、というタイトルにふさわしい。ももさんはとてもすてきな女性。一緒に南の島でゆったりと生きていきたい2015/07/04