出版社内容情報
「調査だけなら来ないでほしい。」
――フィールドからの問いかけに、社会学はどう応えうるのか
調査現場での問いかけに対して、いかに意味のある「認識」が可能となるのか。コミュニティ実践の場にかかわりつづけることで、そこで生み出された「認識」と「方法」を受け止め、コミュニティ理論との対話を通じて考える。
・地域社会におけるコミュニティ実践で課題となる3つのテーマ(孤独・孤立、共生、ネットワークづくり)に対する愛知県3地域(西尾市、愛西市、長久手市)での対話と応答を通じて、地域社会の課題にこたえる地域コミュニティ研究の可能性を問う。
内容説明
「調査だけなら来ないでほしい。」調査現場での問いかけに対して、いかに意味のある「認識」が可能となるのか。コミュニティ実践の場にかかわりつづけることで、そこで生み出された「認識」と「方法」を受け止め、コミュニティ理論との対話を通じて考える。
目次
序章 コミュニティと実践―認識と方法をつかむために
1章 地域コミュニティとコミュニティ実践
2章 コミュニティ実践のフィールドワーク
3章 強い地域コミュニティと排除のジレンマ
4章 外国籍住民とコミュニティ実践
5章 つながらないでいること―孤独・孤立とコミュニティ実践
6章 孤独死とコミュニティ実践
7章 縮小社会とコミュニティ実践
8章 地域コミュニティをつくる
終章 コミュニティ実践から新たな展開へ
著者等紹介
松宮朝[マツミヤアシタ]
1974年生まれ。2000年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学、博士(文学)(2003年)。2001年より愛知県立大学に勤務。現在、愛知県立大学教育福祉学部准教授。専攻は社会学(地域社会学、都市社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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