感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人生ゴルディアス
3
いわゆる宿屋についての歴史だが、想像しているよりも深い内容だった。誰かを家に泊める、あるいは旅先で誰かの家に泊まる、ということの起源は、大体が戦や領地の管理に端を発し、その後に巡礼、最後に商業活動が続いたようだ。移動宮廷が税金徴収の代わりに各地を回り、現地で飲み食いして税の代わりにした、みたいな記述は時折見かけるが、その権利の起源やその後廃止されていく過程だけでも複雑で、なるほどこの分量になるのもわかる、という内容だった。ただ法制史的な書き方なので、生き生きした当時の宿の様子はあんまりなかったのが残念。2020/12/31
shou
1
宿屋の歴史。公共的な位置づけから始まり、商業活動へと続く。中世初期の内容が豊富でかなり専門的。想像していた宿屋は後期からかな。意外と軒数が多かったり、ギルドがなかったりするあたりは興味深かった。2024/07/04
ゴジラ 芹沢
1
テーマごとに地域別時代別に分かれているので、読み易かった。ファンタジー世界でよく登場する宿屋の実態に調べたいなら読んでおくべき2020/06/25
偽教授
0
ファンタジー小説の参考になるかと思ったが、ちょっと専門的に過ぎ、あと訳がよくない2022/03/06
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- 洋書
- REMY MARTIN