内容説明
自治力は、さらなる高みへ。政策法務のデザインと実践を志す自治体職員のために。分権改革と自治立法・自治解釈の最新動向を網羅する指南書。
目次
第1部 分権法治主義の諸相(「法律による行政」考―自治体政策実現の手段;法律のカタチ―国と自治体の適切な役割分担 ほか)
第2部 自治体の第一次一括法・第二次一括法対応(決めることには決めたけど…―市町村における条例対応の実情;不合理の強要?―枠付け緩和作業の意味 ほか)
第3部 自治的法解釈と条例(法律実施条例と独立条例の合体―京都市伝統的木造建築物保存活用条例;一線越えないおつきあい?―千葉県林地開発行為適正化条例 ほか)
第4部 まちづくりと条例(「条例で定める図書」の活用―景観法施行規則一条二項四号条例;白菜の芯!?―高松市景観条例・施行規則 ほか)
第5部 暴力団対策と条例(全国統一条例!―暴排条例現象に想う;キツイ一撃!―暴力団員該当性判断の危うさ ほか)
著者等紹介
北村喜宣[キタムラヨシノブ]
上智大学法科大学院長。1960年京都市生まれ。1983年神戸大学卒業、1998年カリフォルニア大学バークレイ校大学院「法と社会政策」研究科修士課程修了。横浜国立大学経済学部助教授、上智大学法学部教授などを経て、2014年より現職。専攻は、行政法学、環境法学、政策法務論。法律にもとづく自治体の事務に関して、自治体がいかにそれを地域特性適合的に適用できるかについての法解釈や法政策を思索し、自治体行政への参画を通して、それを実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。