出版社内容情報
○木下直之 大船観音山中出現記 ○橋爪紳也 「ヒトガタ」の建築 ○山下裕二 太陽の塔-つきつけられる原風景 ○永井良和 橋爪紳也 ぐるぐる回る展望台 ○船越幹央 屋上の奇妙な物体 ○ピーター・ミュソッフ ゴジラがぬっと現れた東京 ○石山修武 二十世紀は奇妙な時代であった-摩天楼と煙突 ○橋爪紳也 「城下」が産みだす物語-天守閣と高層庁舎 ○小椋純一 お山にのぼる ○鎌田東二 高さと遠さ、そして奥のコスモロジー ○土田ヒロミ カラー写真撮影
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
四井志郎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ささ
2
◾️出版当時は、ぬっとあるものだったはずが、今や、ぬっとあったものになっているものもの。初めて見たぬっとあるものは、おそらく世界平和大観音像だった記憶。ぬっとあるものは好きだけれど苦手、でもまた見てしまう。 本文で鎌田東ニ先生が『私にとっての究極の<ぬっとするもの>は宇宙であり、永遠』と書かれていて腑に落ちた。宇宙の果てしなさを考える時の感覚と、ぬっとあるものを見た時の感覚はとても似ている。畏怖と敬いの境界線はある意味で曖昧かもしれない。回る展望台のまとめに大興奮。これも残り少なくなってしまったなぁ。2024/10/19
かわのふゆき
2
写真集だと思って手に取ったら、意欲的に文化を論じる読み応えのある内容だった。2012/12/31
てんこ
1
大船観音が怖くて大好き。
Guro326
0
★★★☆☆ 表紙に見えるのはもちろん大船観音である。収められている、ぬっとあったものについての評論は多岐にわたるが、冒頭はこの大船観音について。/最近の評論かと思ったら、もう20年も前の本だった。それぞれの論の視点にも、懐かしさと同時に、愚直な真摯さみたいなものも感じる。こうした本が出るいい時代があった。/全国各地にこうした「ぬっと」はたくさんあるけど、大船観音もそのうちのひとつという認識なんだなぁ。/ぬっとしたものがある街に、住んでいます。2017/08/25
gokuu
0
「大分の石仏」つながりで読んだらコレジャナイ感。時代や都市論を読みたいのではなかった間違えた2012/10/10