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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
非日常口
5
分節化することは有機的な関係を再構成するための無機的な行為のような気がする。再構成する作業の中、頭の内で認識が立ち上がってくる。自然は有機的な動きをするといわれる一方で無機物であるとどこか確信している気もする。そんな亀裂や結晶が多々収録されるこの本は、記号の始めの片鱗を想像する刺激となる。。。かもしれない。2013/09/13
ルンブマ
3
「編集とは何か?」を考える上で必読の書。「自閉と飽和に達した自己表現の磁場を、外部とつながったメディアによって変圧してやること。たとえば、いわゆるノイズ・ミュージックにおいて、自己表現の神話を捨てきれぬミュージシャンが自己を中心とするノイズの海に溺れかかっているとき、そこにいくぶんか外の空気を導き入れ、さりげなく偏心と漂流を促してやるというのも、編集と呼びうる操作なのだ。断層において見出されたノイズの群れは、それによって新たな遭遇と分離の旅に出ることになるだろう。そのとき観測者は編集者となる。」2021/10/25
引用
0
開眼手術直後の挿話とか結構面白かった気がする、矢代『水墨画』が引かれている以外あんま覚えてないが、触発されるものはあった2020/11/05
TOMYTOMY
0
ノイズ。これが芸術作品のように散りばめられた戸田さんの思考と意図。 パンパンに頭が刺激されるとともに、視覚の新しい観念へのガイド。2018/02/10