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生きて帰りたい―妻たち子たちの「満州」

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784938391348
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

内容説明

「非国民」の娘からソ満国境の花嫁に。突然のソ連参戦、乳呑み児を抱いた逃避行、そして敗戦。国の消えた「満州」新京での1年。

目次

戦時下の娘
ソ満国境の新婚生活
突然のソ連参戦
敗戦と逃避行
新京での共同生活
蝕まれる健康
厳冬の日々
ソ連軍相手の酒保で働く
いのち尽きて
国府軍と中共軍
内地送還を前に
引揚げの長い旅
ふるさとへ

著者等紹介

森田尚[モリタナオ]
1924(大正13)年奈良県奈良市に生まれる。1943年奈良女子高等師範学校保母科を卒業。1944年結婚して「満州」東満の鶏寧に渡る。1945年同じく東満の下城子に移り、8月9日のソ連参戦で逃避行、敗戦を新京で知る。1946年1歳の長男と共に引揚げ帰国する。1950年朝鮮戦争勃発のニュースを聞き、「満州」での苦い体験から、新憲法を定着させ2度と戦争のない社会をつくるため、平和運動、女性運動、消費者運動、国際友好活動などに積極的に参加する。1959年34歳で京都大学経済学部の聴講生になる。1969年奈良家庭裁判所家事調停委員に就任する。1978年奈良地方裁判所・奈良簡易裁判所民事調停委員に就任する。1998年調停委員を定年退職
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