内容説明
本書は、私が患ったいわゆる難病の特発性大腿骨頭壊死索の治療中、ボランティアとして係わった知的障害を持つ青年たちとの交友を記録したものである。
目次
第1章 向生舎の日々―緊張が溶けていく(夏の夜のさり気ない出来事―1993年8月23日;心にもないことを言った五、六人の婦人たち―9月1日;素朴な労働―10月6日;信じて眠る―11月1日;言い訳がないこと未練がないこと―12月1日 ほか)
第2章 ボランティアをする人のこと―無頼の心
第3章 利賀を遊ぶ―劇空間における「癒し」の臨床
第4章 記録映画「奈緒ちゃん」のこと―共感を求めて
第5章 街のなかへ―私は演者として街へ出る