内容説明
会計ルールの変更は何をもたらすのか―グローバル化・リスク社会化は「会計」をどのように変えたのか。「会計」の新しい社会的役割を考察する。
目次
第1部 会計制度改革による企業社会の変容(変わりうる人間像と会計制度改革―離脱・発言・忠誠;メインバンク・システムの変容とディスクロージャーの二元的役割;コーポレート・ガバナンスと会計制度改革―時価会計の導入と株式持ち合いについて)
第2部 会計基準設定構造のグローバル化(日本の基準設定構造とグローバル化;国際会計基準審議会(IASB)の誕生―グローバル化された会計基準設定過程
概念フレームワークの目的と機能)
第3部 会計改革とリスク社会の到来(会計基準設定過程の理念と現実―金融商品プロジェクトの事例;会計制度と市場の共進化―細則主義の共進化構造とその基礎にある考え方;リスク社会の会計基準)