内容説明
この愛が、私を強くしてくれる―キリスト教の世界では“悔いあらためた娼婦”として扱われてきたマグダラのマリア。しかし、原点が明かすその素顔は、ひたむきで、りりしい。イエスへの愛を一途に信じたひとりの女性が、そこには描かれていた。時をさかのぼり、最初に記された物語からマリアとイエスの絆をたどる。幾多の書物に描かれてきたマグダラのマリア。その真実を求めて、「マリアの福音書」をはじめとする原典を気鋭の宗教学者らが読み解き、マリアの素顔に光をあてた。
目次
神秘と偏見のベールを脱ぎ捨てて
「マリアの福音書」にみるマグダラのマリア
原典 マリアの福音書
いま、なぜ、マグダラのマリアなのか
著者等紹介
マイヤー,マービン[マイヤー,マービン][Meyer,Marvin]
米国チャップマン大学の聖書・キリスト教学教授兼アルバート・シュヴァイツァー研究所長。グノーシス主義およびナグ・ハマディ文書、新約聖書外典の権威
デ・ブール,エスター・A.[デブール,エスターA.][De Boer,Esther,A.]
米国の宗教学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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