青い目が見た「大琉球」 (改版)

青い目が見た「大琉球」 (改版)

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  • サイズ A4変判/ページ数 240p/高さ 21X22cm
  • 商品コード 9784931314429
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C1021

内容説明

本書はかつて地球上に確かに存在した“守礼の邦”の画集であり、“大琉球”の讃歌である。世界に名だたるブロートン、バジル・ホール、マクスウェル、ビーチー、ベルチャー、ペリー提督、その他数多くの冒険家、探検家が守礼の邦を訪れ、大琉球を讃える航海記を残した。その真実の物語も、文明の荒波の真っ只中にいる現代のわれわれには、はるか遠くの夢物語、あるいはお伽話の世界でしかない。どれほど美しい言葉で飾ろうと、万の文章も一枚の絵に及ばない。幸いにも、“青い目の訪問者たち”は物語の他に、数多くの絵を残してくれた。いろいろな航海記のさし絵を中心に、これまで隠されていた世界の図書館、美術館、資料館、個人所蔵の“青い目が見た大琉球”の絵を子供たちに、そして子供の心を忘れないおとなたちに捧げよう。

目次

不思議な楽園を発見した探検家たち(人情豊かな太平山の人々;ラ・ペルーズ大琉球地図/与那国のインディアン;ウィリアム・ブロートンの大琉球パノラマ ほか)
押し寄せる文明の荒波と守礼の邦(ペリー提督とウィリアム・ハイネ;那覇郊外の風景;探検隊のキャンプ地 ほか)
琉球王国の終焉(持てる者には苦しみが、持たざる者には幸せが;最後の琉球国王大いに語る;琉球人 ほか)

著者等紹介

オーシュリ,ラブ[Oechsle,Rob]
1952年生。3D映像作家/博物館・遊園地・観光施設デザイナー・エンジニア/想像技術制作社長

照屋善彦[テルヤヨシヒコ]
1932年生。琉球大学名誉教授・学術博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

266
タイトルにある「青い目が見た」とは、何とも古めかしい表現だが、本書は幕末頃に琉球にやってきた欧米の人たちの描いた(文筆で、また絵で)琉球王国の風景であり、人物(ほとんどが男性)、文物、動植物が紹介されている。出典は「マクロード航海記」(1817年)、「デュモン・デュビレ世界漫遊記」(1834年)、「バジル・ホール航海記」(1840年)等である。いずれも、極めて貴重な記録であり、往時の琉球はかくのごとくであったかと、読者をも懐旧の想いに誘う。なんと平和なというのがその最大の印象ではあるまいか。2024/08/26

Hiroki Nishizumi

2
貴重な記録を手軽に見れることは素晴らしい。2018/11/04

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