内容説明
本書はかつて地球上に確かに存在した“守礼の邦”の画集であり、“大琉球”の讃歌である。世界に名だたるブロートン、バジル・ホール、マクスウェル、ビーチー、ベルチャー、ペリー提督、その他数多くの冒険家、探検家が守礼の邦を訪れ、大琉球を讃える航海記を残した。その真実の物語も、文明の荒波の真っ只中にいる現代のわれわれには、はるか遠くの夢物語、あるいはお伽話の世界でしかない。どれほど美しい言葉で飾ろうと、万の文章も一枚の絵に及ばない。幸いにも、“青い目の訪問者たち”は物語の他に、数多くの絵を残してくれた。いろいろな航海記のさし絵を中心に、これまで隠されていた世界の図書館、美術館、資料館、個人所蔵の“青い目が見た大琉球”の絵を子供たちに、そして子供の心を忘れないおとなたちに捧げよう。
目次
不思議な楽園を発見した探検家たち(人情豊かな太平山の人々;ラ・ペルーズ大琉球地図/与那国のインディアン;ウィリアム・ブロートンの大琉球パノラマ ほか)
押し寄せる文明の荒波と守礼の邦(ペリー提督とウィリアム・ハイネ;那覇郊外の風景;探検隊のキャンプ地 ほか)
琉球王国の終焉(持てる者には苦しみが、持たざる者には幸せが;最後の琉球国王大いに語る;琉球人 ほか)
著者等紹介
オーシュリ,ラブ[Oechsle,Rob]
1952年生。3D映像作家/博物館・遊園地・観光施設デザイナー・エンジニア/想像技術制作社長
照屋善彦[テルヤヨシヒコ]
1932年生。琉球大学名誉教授・学術博士
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感想・レビュー
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