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  • サイズ A5判/ページ数 502p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784930774224
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

内容説明

自分がインタビューで何を言ったかなんて全然覚えてない。その場その場で正反対のこと言ったり、かっこつけたり、テンション高すぎたり、嘘ついたりしてると思う。でもいつでも本気。写真・画像222点、宇多田ヒカル自身による書き下ろし文章1万5千字。

目次

Summary of Official Interview 1998‐2008(デビュー;アルバム『First Love』;シングル『First Love』―『Can You Keep A Secret?』;アルバム『Distance』;シングル『FINAL DISTANCE』―『SAKURAドロップス/Letters』 ほか)
宇多田ヒカル語録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

23
宇多田ヒカルってほんと自己批評能力が卓越していてビビる。歌手としての野性味というよりも、国を跨いで引っ越しを繰り返す、スタジオに長時間いる特殊な環境に育った中で研ぎ澄ました(そうせざるを得なかった)勘と知性を武器にしてきた人なのだなと思った。すでに超有名歌手として多忙だった(勉強の時間が少ない)にもかかわらず、高校生の時点でベルクソンやリオタールを読みこなし、「日本はまだ近代にいると思うの」といった感想をインタビューで語る知力の早熟ぶりには途方もない気持ちになる。こんな人が日本のトップ作家なのもすごい話。2021/02/22

ちよこ

15
宇多田ヒカルのデビュー当時からのインタビュー集。いや~それにしてもよく喋るなぁという印象。アーティストは作品が語ってくれるから言葉はいらないという考えもあるけどやっぱり言葉は必要です。よくこんなに自分の思考を比喩を使って上手に説明出来るなと…。十代の頃の彼女も年上の人のように感じます。やっぱこの人すごいです。私もたくさん本読もっと。2013/12/20

ルレムラ

11
「共感する」、と宇多田ヒカルに伝えたら、はにかんで喜びつつ「ありがとう」と返してくれるだろう。でも、「でも、本当の私のこと、わからないんだろうな」って無意識の内に思っていそう。そんな感じが宇多田ヒカル。そんな感じを隠そうと思いつつ、まぁいっかぁ、と隠そうとしないのも宇多田ヒカル。そんな彼女が好きです。本文P23の音楽に対する彼女の言葉は、天才に許された言葉。至高です。2012/05/07

ゆうき

6
宇多田ヒカルのメジャーデビューから現在までのインタビューをまとめた本。恋愛特有のあなたと私の世界とエゴイストな自分から社会との関係、見えない他者への思い。そして井戸のように深い自分の心との対峙から作り上げた自分では無く自分をさらけ出すことで世界に自分のメッセージを伝えることができると知った現在に到るまでの物語。ミュージシャンとして一人の女性としての人生を追体し勇気を与えてくれると同時に、彼女の深い思考と幅広い教養に裏付けされた哲学書でもある。オススメ。2011/06/08

tempest

6
ヒカルちゃんの言葉はとても深くてなかなか本当に理解することは難しいけれど、基本は「無常観」なのかなあ。不安定な環境の中、聡明で繊細で想像力豊かな彼女が、どうやって生きることと折り合いをつけてきたかがわかります。ヒカルちゃんの前向きな考え方や人生を包み込む愛情深さはハンパない!内面の深い所で孤独な戦いをしている全ての人にとって彼女の生き方や歌は大きな力になるはず。2009/07/23

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