内容説明
南アルプス北岳で登山者の落石による男性の遺体が発見された。所持していた期限切れの健康保健証から、身元は山具職人と判明したが、男は3年前に謎の失踪した人物だった。しかも事故現場で発見された血文字のダイイングメッセージから、事故は殺人事件と断定された。長野県警の道原伝吉刑事は捜査を開始するが、被害者の謎の行動に捜査は難航を極める。そして穂高岳の涸沢で発見された男性の第2の撲殺遺体によって、事件は連続殺人の様相を呈して来た。山岳ミステリの旗手が贈る問題巨編。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年1月20日、長野県飯田市に生まれる。貿易会社、調査会社などを経て、1980年『九月の渓で』で小説宝石エンタテインメント小説大賞を受賞。趣味でもある長い登山経験を元に、山岳推理小説の第一人者となる。山岳救助隊員・紫門一鬼シリーズ、山岳ミステリシリーズ、長野県警刑事・道原伝吉シリーズ、旅行作家・茶屋次郎シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 中世の道