出版社内容情報
中世フランスの街路は社会の深層を映し出す鏡であり、絶え間ないスペクタクルの舞台であった。広義の「道」を主人公とし、交通・住宅・衛生・職業・疎外・権力・娯楽といった問題に、多彩なアプローチを試み、都市景観や社会生活のパノラマ――中世に生きえる人々を活写した画期的な労作。
内容説明
中世フランスの「道」を主人公とし、交通・建築・衛生・職業・疎外・権力・娯楽といった問題に、多彩なアプローチを試み、都市景観や社会生活のパノラマ―。中世に生きる人々の姿が鮮やかによみがえる。
目次
第1編 都市景観における街路(街路の配置;中世の不潔;現われはじめた都市計画;街路の識別)
第2編 街路に生きる人々(ささやかな路上の営業;街路―疎外者の領分;街路を支配する権力―尊重された権威、対抗する勢力;街路の慰み)