内容説明
日本を救うには、国民有志が総力を糾合しなければならない。これは、今日生きている者の義務である―。本書は、明治維新の原動力であった幾多の人傑の勇気、献身、理想について、歴代首相の指南役と謳われた昭和の碩学・安岡正篤先生の不朽の名講義である。
目次
四患―国の四つの患い
「偽」の意味
文明社会への警告
本当の医学技術とは
近代教育の問題点
個人主義―「私」
民族興亡の真の道―プラトンと楠木正成
「放」と「奢」の意味
明治維新と日本の歴史
維新の蔭の英傑・菅実秀〔ほか〕
著者等紹介
安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年(1898)、大阪市生まれ。大阪府立四条畷中学、第一高等学校を経て、大正11年、東京帝国大学法学部政治学科卒業。東洋政治哲学・人物学を専攻。大正11年に東洋思想研究所、昭和6年に日本農士学校を創立、東洋思想の研究と人物の育成に尽瘁。昭和24年に師友会を設立、政財界指導層の啓発・教化に努める。昭和58年12月逝去
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