内容説明
松尾芭蕉は、深川へ隠棲する直前の4年間を神田上水の改修工事に携って過ごした。なぜ?どんな役割で?また何処で、どんな工事が行われたのか。美しい神田川の復活を願って、芭蕉の上水工事を考察する。
目次
第1章 三つの根本資料が語るもの(森川許六の『風俗文選』;卜尺の言を伝えた『菅菰抄』 ほか)
第2章 江戸期の他の文献を読む(元禄宝永珍話;一話一言 ほか)
第3章 延宝期の神田上水工事(六件の町触について;元吉祥寺前の上水道普請 ほか)
第4章 芭蕉が愛した龍隠庵の地(龍隠庵の由来;芭蕉が起居したのは安楽寺? ほか)
著者等紹介
大松騏一[オオマツキイチ]
神田川芭蕉の会事務局長
松本市寿[マツモトイチジュ]
神田川芭蕉の会理事。全国良寛会常任理事・東京良寛会副会長
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