出版社内容情報
既刊詩集7巻と未刊詩篇からの、えりすぐりの少年詩、エッセイ、童話、評論の藤井則行の集大成。
今、「子どもたちに本を」の読書推進運動が、盛り上がっています。
著者自身、国民学校時代、担任の読み聞かせに幸福な時間を持ち、大人になって、教職につき、その幸福な時間を次世代の子どもたちに伝えつづけている。「本を読む、読んでもらう」環境にいた子どもたちが、とてつもなく、幸福で、豊かであることが、本書からひしと伝わってきます。お父さん、おかあさん、先生、子どもに関わるすべてにお薦め。
目次
詩篇(詩集『ゆき』第二部から;詩集『少年の四季・みみとっと』から ほか)
童話篇(おどるオルゴール;らっきょうの花)
エッセイ・評論篇(わが心の詩;子どもたちの心に詩を ほか)
詩人論・作品論ほか(少年の日々を心のレンズで;故里の風と光そして胎動するいのちの草笛 ほか)
著者等紹介
藤井則行[フジイノリユキ]
昭和9年8月、福井県鯖江市に生まれる。昭和32年、福井大学卒業後教職に就き、その傍ら児童・生徒に本の「読み聞かせ」をする。「おはなし」の先生として親しまれ、それがきっかけとなって児童文学の創作と普及に取り組むようになる。以来、独学で童話や詩を書き、主として「文芸広場」(公立学校共済組合本部)、「つのぶえ」(北陸児童文学協会)、「北国新聞」、「ゆきの実」(児童文芸福井支部)、「果実」(ふくい詩の会)等に発表。昭和39年「文芸広場」童話部門年度賞、同41年「文芸広場」評論部門年度賞、同42年、「つのぶえ」に発表の童話「祭りの宵に」で第五回・北陸児童文学賞を受賞。平成元年、詩「友へ」で現代少年詩集奨励賞を受けた。これらの努力に対して、同年福井県文化芸術賞を受賞する。一方、昭和57年から福井新聞に新設された「おはなしトントン」欄に童話を執筆。平成11年度・福井県文化功労賞を受賞。所属:日本児童文学者協会。ふくい児童文学会。福井県詩人懇話会。詩誌・果実
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