出版社内容情報
《目次》
序文
第1章 糖尿病にまつわる最近の話題(トピックス)
1.糖尿病の診断基準と今後の展望
2.膵移植・膵島移植
3.劇症1型糖尿病
4.AMPKと糖・脂質代謝調節
5. GLP-1関連血糖降下薬とその作用機構
第2章 遺伝・遺伝子からみた糖尿病
1.1型糖尿病の原因遺伝子
2.2型糖尿病の感受性遺伝子
3.糖尿病合併症の原因遺伝子
4.肥満の原因遺伝子
5.Wolfram症候群
第3章 大規模トライアル
1.Tokyo study
2.日本人2型糖尿病の病態と合併症-Japan Diabetes Complications Study (JDCS)-
3.日本糖尿病予防研究(Japan Diabetes Prevention Program):研究デザインと中間報告
第4章 インスリン分泌の分子生物学
1.インスリン分泌メカニズムのupdate
2.インスリン分泌の分子機構
3.ATP感受性Kチャネルとインスリン分泌
4.小胞体ストレスと膵β細胞障害
5.膵β細胞の発生・分化
第5章 インスリン作用の分子生物学
1.インスリン作用メカニズムのUpdate
2.低分子量G蛋白質によるインスリン依存性糖輸送の制御
3.PPARと糖代謝調節
4.SREBPと糖尿病
5.糖放出メカニズムとPGC-1α
第6章 脂肪細胞の分子生物学
1.アディポネクチン
2.レジスチン
3.レプチンとレプチン抵抗性
4.性ステロイドと内臓脂肪、インスリン抵抗性
5.細胞内グルココルチコイド活性化酵素11â-HSD1の脂肪細胞における役割とメタボリックシンドローム
第7章 血管合併症の成因
1.ポリオール代謝
2.グリケーション
3.プロテインキナーゼC
4.酸化ストレスOxidative stress
5.血管内皮機能障害と接着分子
6.酸化LDL受容体LOX-1と動脈硬化
7.レニン-アンギオテンシン系と糖尿病血管合併症‐メタボリックドミノにおける意義
第8章 慢性合併症の病態と治療
1.糖尿病網膜症の現状と展望
2.糖尿病性腎症の病態と治療
3.糖尿病性神経障害の現状と展望
4.心血管障害
第9章 遺伝子・再生治療の新しい試みと展望
1.胚性幹細胞を用いた膵の再生医学
2.組織幹細胞を用いた膵β細胞再生
3.肝でのインスリン分泌細胞の再生
4.糖尿病合併症と細胞移植再生医療
5.糖尿病合併症と血管新生療法
第10章 糖尿病治療法の進歩
1.インスリン治療の実際と留意点
2.経口血糖降下薬の現状と展望
3.糖尿病の併用療法
4.食事療法の最前線
5.運動療法の最前線
第11章 糖尿病・肥満治療薬開発に関する情報
1.β3-アドレナリン受容体とβ3-アドレナリン受容体作動薬
2.PPAR標的薬及びアディポネクチン標的薬
3.IKKβ阻害薬
4.新規糖尿病治療薬:GLP-1アナログとGLP-1受容体作動薬の抗糖尿病作用
5.インスリン製剤と注射器の進歩
第12章 糖尿病検査・診断・治療法の進歩
1.ヒトにおけるインスリン分泌・抵抗性の評価
2.非侵襲的血糖測定の現状と将来
3.人工膵島
第13章 各種製品の臨床評価
1.オルメサルタンのインスリン抵抗性改善作用
技術資料編
目次
糖尿病にまつわる最近の話題(トピックス)
遺伝・遺伝子からみた糖尿病
大規模トライアル
インスリン分泌の分子生物学
インスリン作用の分子生物学
脂肪細胞の分子生物学
血管合併症の成因
慢性合併症の病態と治療
遺伝子・再生治療の新しい試みと展望
糖尿病治療法の進歩
糖尿病・肥満治療薬開発に関する情報
著者等紹介
堀田饒[ホッタニギシ]
労働者健康福祉機構中部労災病院院長
豊田隆謙[トヨタタカヨシ]
労働者健康福祉機構東北労災病院院長
門脇孝[カドワキタカシ]
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。