出版社内容情報
《目次》
序文
第1章 肺癌の発癌・増殖・転移機構
1.肺癌の遺伝子異常
2.肺癌の疫学と発癌因子
3.喫煙ならびに化学発癌物質と肺癌発癌機構
4.肺癌とテロメア、テロメラーゼ
5.肺癌進展と血管新生
6.肺腺癌の前癌病変
7.肺癌の転移機構
第２章 肺癌の病理と診断法
1.肺癌の組織分類
2.遺伝子診断:分子生物学の肺癌診断への応用
3.Proteomicsによる診断
4.細胞診
5.腫瘍マーカー
第３章 新しい内視鏡診断法
1.蛍光気管支内視鏡
2.拡大気管支鏡
3.ＯＣＴ:Optical Coherence Tomography:光干渉断層法
4.超音波気管支鏡
5.縦隔鏡
第４章 画像診断
1.ヘリカルCT肺癌検診の画像診断
2.ＰＥＴ
3.ＭＲＩ(Magnetic Resonance Imaging)
4.胸部Ｘ線診断の役割と限界
5.コンピュータ支援診断
第５章 小細胞癌の治療
1.小細胞癌の治療
2.新しい抗癌剤
3.高齢者の小細胞癌
4.小細胞癌の外科治療
第６章 非小細胞癌の治療
1.肺癌外科治療における周術期管理
2.3期非小細胞癌の治療戦略
3.高齢者非小細胞癌の治療戦略
4.縮小手術の意義と対象
第７章 新しい外科的治療
1.光線力学的治療における最新の展望と新規光感受性物質の応用
2.肺野末梢の小型肺癌に対する胸腔鏡併用による部分切除
3.気管狭窄に対する硬性鏡下ステント挿入術
4.胸腔鏡下手術
5.進行癌拡大手術(Extended operation for lung cancer)
6.肺移植
第８章 化学療法
1.肺癌化学療法の課題と展望
2.抗癌剤の副作用と対策
3.制癌剤の作用機構
4.肺癌と薬剤耐性
5.化学療法と放射線併用療法
第９章 分子標的治療
1.分子標的治療の課題と展望
2.生存シグナルを標的にした抗癌剤とその作用機構
3.チロシンキナーゼ阻害薬
4.血管新生と抗血管療法
第１０章 遺伝子治療と免疫・細胞療法
1.免疫治療の課題と展望
2.p53を標的とした遺伝子治療
3.HGFアンタゴニスト(HGF/NK4)遺伝子治療
4.肺癌ワクチン療法
第１１章 新しい放射線治療
1.定位放射線療法
2.肺癌の重粒子線治療-新しい肺癌の根治療法-
3.陽子線治療
4.肺癌の密封小線源治療
第１２章 インフォームドコンセント＆緩和医療
1.肺癌治療におけるインフォームド・コンセント
2.緩和医療
3.精神科医からみた緩和医療
4.肺癌癌性疼痛に対するモルヒネ使用
5.末期肺癌患者に対する在宅酸素療法（HOT)と在宅輸液療法（HIT)
第１３章 各種製品の臨床評価
1.キューインワン
2.タキソイド系抗悪性腫瘍剤 タキソテール注®（ドセタキセル）
3.塩酸イリノテカン（CPT-11）
技術資料編
