- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
10
新刊棚。気仙沼の暮らしが壊されたが、なんとか立ち上がろうという前向きな話もある。どの方の手記も全て実話である。だからこそ、この世の最も厳しい現実を突きつけられている。冒頭の話は、ラジオ中継を聴きながら必死に逃げる柳希嘉子氏(8頁)。被災してしまったのだから、金持ちも貧乏人も、ともかく生存のためにできることは協力し合わねば。「避難所で身に染みました思いやり」(昆野克恵氏、83頁)。東北大名誉教授の川崎健先生は、今世紀は核がつきまとうことを指摘されている(171頁)。地球表層学からの対策も検討してみたい。2013/11/26