出版社内容情報
もぐらのカモネをだまそうとしたキツネは、カモネの人柄にひかれ、親友となります。2人は助け合って、森で暮らしていきますが。
およそ8~9才から
内容説明
もぐらのカモネは、目が見える。そのため地面の下から追いだされ、地上でキツネと仲よくくらしているが…。自然の中でくりひろげられる生存競争を背景に、誠実で純心な心をもつカモネと、森に生きる動物たちとの熱い友情をスリル満点に描く。小学校中級向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
17
(図書館本)モグラ仲間から地下を追い出されたモグラのカモネと森の仲間達のお話。短編5話。お気に入りは「宝ちがい」「太陽のいくところ」。シンディ・ゼッカレスの挿絵がとても素敵でした。2016/04/10
kazu_tea
5
なかなか深みのある童話でした。真面目で正直であることの尊さが伝わってきました。2012/08/17
kiki
4
目が見えるという異質さで外へ放り出されてしまったカモネの足りない部分の青さと、青さゆえの美しさの描かれ方が秀逸。その美しさを自分と同等だと考える賢いキツネの複雑な思考が良い。そっと正しい方向に導くキツネとそれに応えるカモネ。圧倒的に不利な状況なキツネの傍から離れない選択をするカモネ。二人がお互いの抱えたものを見せあいながら生きていく姿を、俯瞰で見られる読者としての幸せをかみしめる。訳者の後書きで知ったのだけど、あの可愛らしい絵の動物たちはサイズの対比が正確なのだそうだ。モグラって想像より小さい!2022/03/13
望月 朔
0
う~ん。なんだか焦点のぼやけたお話。2014/09/09
zahhatorte
0
キツネがいいやつ2020/05/13