出版社内容情報
こぶたくん、妹のアマンダ、お父さん、お母さんのこぶたくん一家のなにげない日々を描いた、あたたかく、ユーモアたっぷりの5編からなるお話。
第二話『ひとりでいたいの』では、「かあさんいま、しずかにしていたいの。ひとりでいたいの」と、お母さんが木の上でひとやすみ…。
そのほか4編も、子どもをあたたかく包み、大人もほっと力がぬけるようなお話です。
およそ5~6才から
内容説明
こぶたくんは、とうさんと畑仕事をした後ひと粒の種を見つけ、それをまきました。ある朝、「とうさん、種が芽を出した」とこぶたくん。「ペポかぼちゃみたいだな」ととうさん。それからこぶたくんは、自分のペポかぼちゃを大事に大事に育てました。やがて花をつけ、実がなり…、いよいよ夕ごはんにペポかぼちゃを食べることになりました。さて、ペポかぼちゃの味は…。こぶたくん、妹のアマンダ、おとうさん、おかあさん、そしておばあちゃんの「こぶたくん一家」のなにげない日々を、あたたかくユーモアたっぷりに描いたお話が全部で5編。読んであげるなら、およそ4歳くらいから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
160
こぶたくんシリーズは、いつも愉快で子どもの感性を真っ直ぐに描いてくれる。父さんと野菜を植えていたら、溢れたひと粒に興味を持って、芽が出て実をつけるまで愛をたっぷり注ぐ姿が微笑ましい。たくさんの疑問を持って、たくさんの質問をして、どんどん詳しくなっていく。溢れ出る元気はどこから湧いてくるのだろう。尽きることのないほどの興味を見守る母と祖母が、少し疲れて休みたい気持ちになっているのもまた微笑ましい。優しい眼差し、和やかな雰囲気。知りたがりやで寂しがりやなこぶたくんを笑顔でぎゅっとしたくなる物語。幸せのかたち。2024/07/19
たーちゃん
29
読んでいてすごく共感するものばかり!お母さんにだって休日ほしい(笑)読んでいて何度も「これ〇〇くんのお話じゃない?」と息子に言うと、息子はキャッキャ笑いながら「そうじゃないよー」と言っていました。そして読み終えてから「もう一回読んでー」となりました。2021/09/23
魚京童!
14
絵本の役割ってなんなんだろうね。2016/01/10
クナコ
10
初読。ローベル氏によるこぶたの少年とその家族の絵本第2弾。前作はこぶたくんと妹の関係が多く描かれていたが、今作ではこぶたくんと父親、母親、祖母、とこぶたくんと大人との関係性にまつわる話が多かった。さすが日本よりも早く核家族化の進んだアメリカらしく、専業主婦の休暇(息抜き日)や親がプライベートを求める権利を行使して子育てを担い合うシーンが印象的。しかもそれが絵本に描かれるという。子育ての負担が母親に偏り過ぎているという現代日本の問題がすでにこの時代のアメリカで一般的になっていることに社会意識の違いを感じた。2025/01/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
5編。こぶたくんが畑の隅にまいた種が芽を出した。実がなるのを心待ちにするこぶたくんとお父さん。2019/08/18
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