出版社内容情報
庭の木の下に、赤い車のついた箱が置いてあります。「なんだろう?」と、好奇心いっぱいの、牛や子うまやあひるたちが次々とのぞきます。すると、箱から顔を出したのは赤ちゃん!
その光景をみたお母さんは、おどろいて動物たちを追い払ってしますが、赤ちゃんは、なんだかつまらなさそう、お母さんは…。
およそ2~3才から
内容説明
庭の木の下に、赤い車のついた箱がおいてありました。庭の木戸は開けっ放しです。好奇心いっぱいの動物たちは、木戸を通り抜け、箱をめがけてすすみます。はじめに雌牛が、のぞきます、じろじろ、じろじろ。次に太った小馬も、なんだろな。こんどはうさぎが、ぴょん、ぴょん。それから4ひきのこがもを連れた母さんがもも、つづきます。こねこも、こいぬも…。そのうちに、箱の中から、まあるい頭が…。あだやかな日々をゆったり過ごす好奇心いっぱいの動物と、みんなに愛される幼い子どものふれあいが、牧歌的な、あたたかい絵本になっています。アメリカで長い間読みつがれた名作絵本の一冊で、日本語に初めて翻訳されました。読んであげるなら、およそ2歳位から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
annzuhime
37
図書館本。あかいくるまのついたはこ。あの中には何があるのだろうか。気になった動物たちが見に行くます。3歳の三女はすでに自分でペラペラと見ていたようで、読み聞かせすると「赤ちゃんだよ!赤ちゃんだよ!」とすぐに教えてくれました。みんなで一緒に遊ぶシーンでは三女もニッコリ。絵がおしゃれで見ていて和みました。2022/04/04
Willie the Wildcat
29
愛しい。同じ心は動物にも通じる。寝顔にも違いは無い。無垢・・・。”家族”皆の気持ちは、おかあさんにも通じる。涙まで流してるんだもんね。絵は、オーソドックスな60年代調。”はこ”がやはり印象的。”家族”の中では犬。昔飼っていたコッカにそっくり!嗚呼どこか懐かしさを感じさせる。2013/09/22
たーちゃん
27
動物たちが気になって気になって仕方ない赤い車の付いた箱。最後に出てきた赤ちゃん。赤ちゃんと遊びたくて悲しむ動物たち可愛かったです。2021/01/08
わむう
20
70年前のアメリカの絵本。庭に赤い車のついた箱が置いてあり農場の動物たちは中に何があるのか気になって覗いてみます。すると中から出てきたのは人間の赤ちゃん。お母さんは動物たちを追い払いますが赤ちゃんと一緒に遊びたかった動物たちはしょんぼり。そんな動物たちを見てお母さんは庭の中に入れて赤ちゃんに合わせてくれました。ページの縁取りといい動物や風景の絵がとってもおしゃれな絵本。2018/11/08
しぃ
17
タイヤや車輪をくるまと訳した時代があったのかな?くるまはいくつとかもそうですけど、今の感覚で読むとちょっと戸惑うタイトルですが、話はかわいい。いそいそと出ていくどうぶつたちがかわいい。2023/10/06