内容説明
本書の目的は、学生や一般の読者に対して、ＤＮＡ、遺伝子、および遺伝子工学に関する基本的な概念と事実を整理して簡単にわかりやすく示すことである。それらの膨大な技術情報の中から本質的なものを抽出し、それをまとめた形で示し、実際の応用例については特に重点を置いている。
目次
核酸、染色体、およびミトコンドリア
セントラルドグマ、遺伝暗号、タンパク質合成
遺伝子発現の調節
組換えＤＮＡと遺伝子クローニング
制限断片長多型（ＲＦＬＰ）とＶＮＴＲ
ポリメラーゼ連鎖反応（ＰＣＲ）
遺伝子マッピング
ＤＮＡシークエンシングとヒトゲノムプロジェクト
欠陥遺伝子と遺伝病
診断に用いられるＤＮＡプローブ〔ほか〕
著者等紹介
カーター，ゴードン Ｒ．［Ｃａｒｔｅｒ，Ｇｏｒｄｏｎ Ｒ．］
カーター博士はバージニア－メリーランド獣医科大学の生医科学・病理学科の名誉教授である。専門は病原微生物学で、これまでに多くの科学論文を報告し、十数冊の教科書を執筆している。また、トロント大学およびミシガン州立大学の教員として、さらにアジア、アフリカ、南アメリカ諸国の国際機関に対する動物感染症のコンサルタントとして活躍した経歴を持っている
ボイル，ステフェン・Ｍ．［Ｂｏｙｌｅ，Ｓｔｅｐｈｅｎ Ｍ．］
ボイル博士はバージニア－メリーランド獣医医科大学の生医科学・病理学科の教授である。専門は病原微生物の毒性メカニズムの研究と組換えＤＮＡ技術によるワクチンの開発で、微生物の遺伝子制御に関する分野の論文を多数報告している。ニューファンドランド・メモリアル大学医学部の教員であった経歴もある。現在、バージニア科学技術共同研究センターにあるベンチャー企業Ｖｅｔｅｒｉｎａｒｙ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ社の副社長でもあり、動物ワクチンの開発とマーケティングに従事している
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