内容説明
ねんにいちど、きらめくひかりにいろどられ、ねがいをかなえるゆめわたげが、ふわふわヒュンととびたちます。あるひ、ウサギくんがみとれていると、ゆめわたげが3つ、くっついたのです!なにをおねがいしたら、いいんだろう?そうだ、ともだちにきいてみよう!ウサギくんは、ぴょんぴょこでかけていきました…ウサギくんたちがつなぐ優しさと共感の物語絵本。第29回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞受賞作。
著者等紹介
サンダース,クリス[サンダース,クリス] [Saunders,Chris]
イギリス出身。ノースハンプトン大学でイラストレーションを学ぶ。本作は文も絵も手がけた、初めての絵本。現在は絵本やグリーティングカード制作等、様々なプロジェクトに取り組んでいる。デジタルと手描き、両方の手法を用い、斬新で想像力を刺激する場面を創るとともに、豊かなストーリーを体験できるような作品を作りたいと願っている。イギリス、イングランド北東部在住
糸畑くみ[イトハタクミ]
山口県出身。子どもの本専門店メリーゴーランド主宰の童話塾で学ぶ。日々の隙間におもしろいことを探して、おはなしを創作している。2年間アメリカ・ニューヨーク州に在住した経験を生かし、初めて翻訳に取り組んだ本作で、第29回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
54
願いを叶えてくれる夢綿毛は年に1度飛び立つ。他の友達はどんなお願い事をするのだろう。聞いているうちに夢綿毛はなくなってしまうが、友達は一緒に冒険してくれた。2024/07/19
のんたろう
4
こちらもいたばし国際絵本翻訳大賞の大賞受賞作で、英語部門のもの。森の動物たちの友情物語で、ウサギが相手をおもう気持ちと、それにこたえる動物たちの姿が描かれる。作者はこれが初めての絵本とのことで、訳者もこれで初めて翻訳に取り組んだそう。驚くのは訳者の言葉選びのセンスの良さ。原題は『Wish』、絵はたしかに綿毛のようにも見え、『ゆめわたげ』という訳語はまさに物語の世界観にぴったり。訳者紹介に、童話を学び、自分でもおはなしを創作しているとあり納得。2023/11/14
グーグー
2
「ゆめわたげ」の響きがいい。優しいウサギくんとお友だちのお話。絵はかわいい。それにしてもキツネさんはどう見ても女の子には見えないなあ。原題:Wish2024/03/03
bumblebun
2
「ゆめわたげ」という美しいひびきの言葉がすばらしいな。 読んでいくと流れがとてもよくてあちこちで「おお!」と思う。ちょっと精読します。2023/11/13
yuzu
0
5.72024/02/04