高坂正堯著作集〈第7巻〉国際政治―恐怖と希望

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  • サイズ A5判/ページ数 645p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784924831865
  • NDC分類 319.08
  • Cコード C1331

内容説明

戦後政治学に現実主義の金字塔を打ち立てた俊才の遺産を集大成!30余歳にして、国家と国際関係の本質を見抜き、具体的な平和を探り始める。

目次

国際政治―恐怖と希望
現実主義の国際政治観(1971年)
現代国際体系論―その安定性と変容の可能性(1988年)
安全保障政策―その政治的側面(1980年)
集団安全保障と同盟の変遷―理念と現実(1981年)
歴史的概観(1973年)(『多極化時代の戦略』所収)
フランスの核政策(1973年)(『多極化時代の戦略』所収)
核戦略における攻撃と防御―ABM論争の検討(1986年)
内戦についての一般的研究(1966年)(『アジアの革命』所収)
現代の戦争(1965年)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

6
戦争に勝つ上で最も大事なのは敵の戦意をいかに喪失させるだ。その点でヒトラーは誤った。戦闘力の破壊、国土の占領をなそうとも敵の意思を屈服させない限り、即ち敵国に講和条約の締結を余儀なくさせ、若しくは敵国民に降伏を余儀なくさせぬ限り戦争は終結しない。軍事力行使は直接の結果として現れるが、敵の意思の屈服だけは間接の結果としか現われ得ないのである。レーニンや毛沢東はその事を理解した。彼らは暴力という政治効果を用いた。暴力で相手側の支配を切り崩し、その協力者を除く為の暴力手段も付け加えら得る事により、敵を孤立させた2015/04/18

denken

1
気楽に読もうと思っていたら,かなり高度な内容でした。骨折れた。論文集の扱う内容としては,ABMやゲリラといった軍事的なものや,マッキンダー地政学の解説とか,石油禁輸(いわゆるオイルショック)の考察といった感じ。(←個人的に印象が強かったとこ。)そのほかにも省略しちゃいけない重要なことが詰め込まれてますが省略します。いやはや最近読んでた著者の作品は歴史家としてのものだったけれど,この7巻は国際政治学者としての高坂正尭の作品ですわ。2009/08/18

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