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出版社内容情報
本当の優しさ、思いやりを教える迫力ある絵本。現代に欠かせない一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
67
宮沢賢治の童話全てに流れる「賢治精神」があるとすれば、それは後書きで花岡大学さんがおっしゃるところの「捨身(やさしい)の心」に違いない。仏の教えに深く帰依した賢治の心の核を見たように思います。この童話は、とても短い小品ですが、純度の高い結晶のようです。◆以下、後書きの解説より引用。「やさしさ」とは、日常的な語感による「なよなよした優美なやさしさ」ではなく(中略)「自」を「他」に投入していさぎよく「死」に、いささかも、「はね返ってくるもの」を求めないといった、すさまじい精神のことである。◆私の心の核は・・・2020/09/26
Willie the Wildcat
43
願い、信じる。自己犠牲が導く気づき。悟りが、穏やかさや平静さに繋がり、心が伝わる。赤々とした竜が、少々痛々しすぎる気もするが、”覚悟”の表れか・・・。絵は、重厚感のある油絵。竜の目が、心情の変化、特に悟りを感じさせる。捧げた代償に応える世の中であって欲しいし、あるべきだと信じたい。2014/04/19
Shoko
27
図書館。読み聞かせ。無私の心。その境地といえる竜の姿にハッと息をのむ。本当の優しさは壮絶なんだ。揺るぎない覚悟が必要なんだと教えられました。2018/04/01
ヒロ@いつも心に太陽を!
24
【下鴨納涼古本まつりにて】絵本コーナーで発見。ずっと読みたかった一冊なので驚いた。皮をはがれた竜のあの赤色は、痛々しくて目をそむけたくなるのに、目をそらせなかった。私にはまだあり竜のような心持ちにまで達せられていない。とても短いけれど、とても印象に残る作品。2012/08/13
サルビア
22
この本の最初のページを開くと、 「このはなしはおとぎばなしではありません」と書いてあり、覚悟を持って読まないといけない本なのだ、と思いました。 あるところに竜がいて、その竜は力が強く、かたちもおそろしく激しい毒をもっていたので、この竜にあったものは弱いものは目にしただけで気を失い、強いものは毒気にあたって死ぬのでした。 あるとき、竜は良い心を起こしてこれからは悪いことはしない、と誓いました。そしてその皮ははがされ、身は食べられ死んでしまいます。2016/12/20
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