出版社内容情報
超高齢・多死社会を迎えたこの国で、人が安心して死ねる住まいをめざしたチームが富山県砺波市にある。家庭のような病院をめざした医師と、患者固有の物語に添ったケアを追求する看護師と介護福祉士たち。2010年開設以来、全国の熱い注目を集めるナラティブホームはどのように誕生し、日々運営されているのか。更にその診療、看取り、エンゼルメイク、葬儀、アルバム作りまで、医療者の実践の詳細を1冊にまとめた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すのす
3
富山での取り組み例ということで、大阪の本屋?でやっと見つけて読了。題名に地域包括ケアとあるが、より個別の臨床経験に基づくものとして書かれている。「物語的に捉える」ことについては、無意識に似たようなことを先日ある地区の関係職種の会合で自身も言っていたが、こちらはより深い。もっとも具体に深く沈み込む臨床医師でありながら、相対化しつつ俯瞰的に、生死や医療介護を捉えておられ、なるほどと思わされる箇所多し。行政は直接の当事者ではないが、せめて同じ視点は持ちたい。2021/12/19
Shinsuke Manjumoto
3
本日発売です!2015/03/09
T ok
2
この本を読んでください。優しい気持ちに気づきます。佐藤先生ありがとうございます。2016/01/30
ruca
0
読みながらも、担当させて戴いた患者さんのことも思い出して、何度も泣きました。私は佐藤先生やその周りの方々のように働けてはいませんが、これからも頑張ろうと思えました。2020/11/18
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- 和書
- 花森安治の青春 潮文庫