目次
カトリーヌ・マラブー―脱構築の可塑性
第1部(死の思想をめぐるフランス哲学の新たな展望;今日の脱構築―伝統と革新のあいだで;対談:アナキスト哲学の可能性―『泥棒!アナキズムと哲学』をめぐって)
第2部(カトリーヌ・マラブー『抹消された快楽』をめぐる対話;共同討論―カトリーヌ・マラブーの可塑性の哲学)
第3部(今日、主観性はどのように脱構築を経験するのか―哲学、自己‐異他‐触発、神経生物学的情感;生物学に対する哲学的抵抗を脱構築する;ただひとつの生―生物学的抵抗、政治的抵抗;現代実論的な空虚、あるいは到来するアナーキーについて;言説しかない場合―形についての考察)
第4部(破壊の一般理論へ―マラブー、デュピュイ、メイヤスーにおける破壊をめぐって;ケアとアナキズム―マラブー『泥棒!』の余白に;哲学的真理の過剰な伝染力―教育者としてのカトリーヌ・マラブー)
巻末附録:カトリーヌ・マラブー文献目録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鱈等
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・氏の著作は未読だが『泥棒!』が気になった。マルクスは所有に関するプルードンの主張を盗み、その後で批判した。以降もアナキズムは哲学者や共産主義者に盗まれてきた、とのことらしい。ここで提出される水平性と垂直性という観点を、吉松論文ではさらに進めてシオニズム批判と連結させていて、それも面白い。 ・飯森さんのMODは新しい哲学体系(?)なのでマラブー解釈としては微妙。質疑に対するマラブーの「破壊とは連続的で、連続性はつねに非連続的」という応答が印象的。 ・p192クリトリスの純粋享楽の肯定はオナニズムの肯定か?2025/12/10




