内容説明
『卒業』『アメリカン・ビューティー』から『チョコレート』まで…アメリカの映画・文芸作品の中にみるさまざまな家族像を通し、私たちが抱く家族のイメージはどのように構築されてきたかを探る。
目次
1 日本の家族の風景とアメリカ
2 『家族の写真』にみる家族の解体と再構築
3 『クレイマー、クレイマー』の落とし穴
4 フェミニズムと家族像の変容
5 無垢な子どもが築く家族の絆
6 「母性」という呪縛―『母の眠り』の悪夢
7 家族というフィクション―『アメリカン・ビューティー』
8 家族の求心力
9 家族とアメリカのユートピア幻想
著者等紹介
伊藤淑子[イトウヨシコ]
1982年、津田塾大学学芸部英文科卒業。85年、同学大学院文学研究科博士課程前期終了。就実短期大学専任講師を経て、現在、大正大学教授
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