日本古代の王権と国家

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  • サイズ A5判/ページ数 369p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784921145705
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C3021

内容説明

日本古代史研究にとって王権・天皇制・国家形成などは常に議論が重ねられてきたテーマである。古代史学界の中心にいて鋭い発信を続けてきた著者の表題に関わる論考を纏めて刊行する。古代史研究者必読の基本文献。

目次

第1部 王権と国家(日本古代王権継承試論;天平期の国家と王権;古代の国家形成と王権;古代の「皇位継承」)
第2部 王権と系譜論(世襲王権の成立;紀年論と辛亥の変;ワカタケル―倭の五王の到達点;「オホエノイザホワケ」論;「系譜様式論」と王権論―義恵明子著『日本古代系譜様式論』を読んで)
第3部 天皇制の成立(「中皇命」と「仲天皇」;「大嘗」の成立;女帝・皇后・近親婚;“書評”小林敏男著『古代天皇制の基礎的研究』;“書評”荒木敏夫著『日本古代王権の研究』;“書評”鎌田元一著『律令国家史の研究』)
第4部 国家形成と共同体(英雄時代論と英雄時代論争;前方後円墳の時代の「共有の論理」;古代史からみた豪族居館;古代史研究と「豪族居館」―「豪族居館」と「首長館」)

著者等紹介

大平聡[オオヒラサトシ]
1955年神奈川県に生まれる。1979年横浜国立大学教育学部卒業。1986年東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得退学。現在、宮城学院女子大学学芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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