内容説明
新しいタイプの「微生物学」「免疫学」「腫瘍学」の入門書。「免疫細胞BAK療法」と「統合医学」が生まれるまで。
目次
第1章 ウイルスは生きる細胞への寄生体―細菌と違い抗生物質はまったく効かない
第2章 ウイルス感染症のいろいろ―エイズウイルスは免疫細胞を殺す
第3章 人畜共通感染症のいろいろ―狂牛病はまったく免疫が働かない怖い病気
第4章 免疫とは異物を排除する機構―移植医療の怖さ
第5章 遺伝子・染色体の不思議―何故女性は男性より長生きするか
第6章 癌は数種類の遺伝子の病気―抗癌剤の怖さ
第7章 生物製剤・機能性食品のいろいろ―免疫補助療法としての働き
第8章 福祉の基本は全人的なケアが中心―如何に生き、如何に死ぬか
第9章 患者さんの心を大切にした免疫細胞BAK療法―発想の転換より得た抜苦療法
第10章 西洋医学でも漢方医学でもない―第三の医学・科学的根拠に基づいた統合医学
著者等紹介
海老名卓三郎[エビナタクサブロウ]
昭和16年仙台市生まれ(旧姓・田山)。昭和41年東北大学医学部卒業・医師免許取得。昭和46年東北大学大学院医学研究科修了・医学博士。昭和46年~48年アメリカ合衆国ペンシルバニア大学ウイスター研究所留学。昭和55年東北大学医学部細菌学講座助教授。昭和56年財団法人仙台微生物研究所理事。昭和59年第六回国際ウイルス学会事務局長。昭和59年~61年東北大学医学部細菌学講座担当。平成5年宮城県立がんセンター研究所免疫学部長。東北大学医学部非常勤講師。平成7年第13回日本染色体・遺伝子検査学会会長。平成12年第65回日本インターフェロン・サイトカイン学会会長。平成13年韓国・建国大学校兼任教授。平成15年日本癌学会シンポジウム代表世話人、日本癌治療学会評議員。財団法人仙台微生物研究所免疫療法センター長。昭和57年「驚異の生体防御―インターフェロンとがん」で第23回日本科学技術映画祭優秀賞、平成4年「ヒトロタウイルス免疫牛初乳による受動免疫」で第5回国際感染症学会賞を受賞している
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