内容説明
「あなたには、お帰りになるふるさとがおありでしょう」「わたし、帰るの、ふるさとありません」セツとハーンの愛の物語。
著者等紹介
寺井敏夫[テライトシオ]
1934年島根県益田市に生まれる。1956年島根県立農科大学農林経済科卒業。元島根経済連常務理事。元島根県共済連専務理事。元ホテル玉泉社長。山陰文芸会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コオロ
2
朝ドラになると聞いて予習のつもりで手に取る。芯の強い女性主人公としては確かに需要がありそう。小泉夫妻の周りの登場人物もだいたい把握できた。あとは来年秋まで、読んだ内容を覚えていられるかだ……。2024/07/18
とむ
0
小泉八雲との信頼関係がどのように培われていったかが垣間見える。武家の子女としての強さも窺い知ることができた。2022/03/27
私的読書メモ3328
0
小泉八雲の数奇な人生については知っているつもりでしたが、彼と不可分なその妻・セツについては全く知りませんでした。時代を鑑みれば珍しくもないのかもしれませんが、八雲にも劣らないほどの激動の人生。彼女の芯の強さには感動と敬意を覚えます。また、なぜ小説であって伝記でないのだろうと不思議な作品でしたが、確かにところどころ当事者以外に知る由もないだろう描写があり、ちゃんと小説とした著者にも好感が持てました。2019/05/29




