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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
2
モウゼズ・ワインのシリーズは二冊目だが今回は失望した。この小説を読む一般的な読者は(訳者のユダヤ教解説があるが)背景知識がないはず。StoryはUSAでの対アラブ・テロの真相を暴くために探偵が雇われ、イスラエルまで飛び荒唐無稽な活躍でこれを解決するという物。ユダヤ教は神与の受難を受け止め、只管戒律を守ることによって天上のイスラエルを最後に受け入れる宗教である。後にヘレニズムの影響下にカバラーという形而上的神学が生じた。結果どういう訳か地上にイスラエルが作られた。そんな興味でもないと読めない小説はイケナイ。2020/02/07