著者等紹介
あっくん[アックン]
都立大泉桜高等学校3年生。発達障害当事者として、自身の感覚過敏や「日常でどのように接してもらえると助かるか」等をテーマに17歳の頃から母親と共に講演活動を行う。発達障害を取り上げたNHKの番組で取材を受けたことをきっかけに、自分自身の経験を絵で伝えることに取り組み始める。高校卒業となる2019年の春より、東京造形大学美術学科(絵画専攻)への進学が決まっている
高橋智[タカハシサトル]
東京学芸大学教授。博士(教育学)。日本特別ニーズ教育学会代表理事。法務省矯正局外部アドバイザー。小金井市地域自立支援協議会会長。小金井市児童発達支援センター運営協議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぽぞう☆
20
図書館本。発達障害などによる感覚過敏のため、食事が困難なあっくんの物語が絵本で、後半は大人向けの感覚過敏の解説。絵がちょっとムンクっぽいとゆーか独特。発達障害当事者が描いたものと思われるので、心象風景として興味深い。うちの息子も発達障害の疑いで病院にかかっている。そして、この食の困難もいくつかある。肉全部ダメとか野菜全部ダメとかではないので、食べられるもので対応してるが、それで正解らしい。2019/08/10
うー(今年も遅くなります)
9
かなり独創的な絵本を描いたのは、発達障害当事者のあっくん。最近【食育】という、学校での取組も増えているが、食べ物の好き嫌いが多いと「わがまま」「親のしつけが悪い」と、ついとらえてしまう。でもそんな言葉で片付けてはいけない、食の感覚過敏を抱えている子が居ることをこの本で知る。つい「とにかく一口食べてみよう」と言いがちだが、必要なのは「指導」ではなく「支援」。本人の不安を丁寧に把握し、理解すること。
大島ちかり
5
絵が良かった。内容はもう少し食べられないことの葛藤と作った人の苦労が伝わってくるとよかった。2019/07/12
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- 和書
- 花の肖像 - 画文集