内容説明
アマンダは、その美貌と過激な差別発言でマスコミの注目を集めるエール大準教授。ハーバード大の黒人助教授ニッキとは、学生時代から対立関係にあった。そのアマンダが惨殺された。しかも黒人街の真ん中で…。知らせを受けたニッキは、アマンダの夫で大学時代の恩師でもあるエール大学部長、ゲーリーのもとへ駆けつける。黒人運動家、殺人現場近くの教会の副牧師、ゲーリーの教え子、ゲイの舞台監督、大学理事の兄弟…様々な不審人物の間を奔走するニッキの眼前に浮かび上がってきたのは、荘厳なゴシック建築の裏に潜む不倫と欲望、人種憎悪という現実だった…。