内容説明
モンゴルから中国にかけて、ゴビ砂漠がはてしなくひろがっています。むかしから、そこに住む人たちは、ひつじやラクダ、うまなどの家畜をかっている遊牧民です。ですから、モンゴルには人と家畜とのおはなしが、むかしからつたわっています。とくにラクダは、なみだをながす心やさしい動物といわれています。これは、モンゴル大草原をぶたいにした人間とラクダの愛情物語です。
著者等紹介
宮田修[ミヤタオサム]
1946年9月千葉県佐原市生まれ。早大政経学部卒業後、産経新聞記者、フジテレビ記者、文化放送記者として活躍。新聞社を退社後は、順心女子学園講師、モンゴル国立大学客員教授を務める。フリージャーナリストとしても健筆を振るっている。モンゴル政府認可財団法人「旭鷲山発展基金」日本支部長として、日本とモンゴル両国の文化スポーツ交流にも尽力中だ
スフバートル,タブハイン[スフバートル,タブハイン][Sukhbaatar,Tavhain]
1958年生まれ。画家。夫人と息子、娘の家族とともにモンゴルの首都ウランバートルで暮らしている。色彩豊かで、モンゴル情緒あふれる画風が、広く海外でも話題を呼ぶ新進画家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
7
モンゴルの放牧民族と家族のようなラクダの物語です。 壮大な感じがします。 ラクダが涙を流すことを知りました。 母親を亡くしたばかりのハルインゲの涙ではありません。 悲しみやひもじさのための涙がないのは、まだ泣くことを知らないからでしょうか。 ハルインゲに乳を与えようと、母親代わりに別のラクダのオトゴンがあてられましたが、決して心を開きません。 そのオトゴンが馬頭琴の音色で涙を流したというのは、モンゴ ルを象徴しているのでしょうか?2015/09/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
2
伝統儀式が今でも続いているのはこの絵本がきっかけになったそうです。ユネスコ無形文化遺産登録されたそうです。2018/02/24
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