出版社内容情報
ノーベル賞候補・英文豪がおくる愛の問題作。ロンドンの小劇場を主宰するセアラは、マルチニク生まれの美しい女性ジュリー・ヴェロンを主人公にした芝居『ジュリー・ヴェロン』の脚本の仕上げにかかっていた。音楽に、絵画に、文学に類まれな才能を発揮したジュリーの芝居の幕がまもなく上がろうとしている。最初の上演は南仏の小さな町。出演する俳優、演出家が続々と集まり、セアラもいつしかこの芝居の醸し出す雰囲気に、その熱にのみ込まれようとしていた…。
人は永遠に恋をする。女は孫ほどの青年に恋をした。男は死んだ女を狂おしいほどに愛した-。イギリス演劇界を舞台にした異色の恋愛小説。
内容説明
ロンドンの小劇場グリーン・バードを主宰するセアラ・ダーラムは、マルチニク生まれの美しい女性ジュリー・ヴェロンを主人公にした芝居『ジュリー・ヴェロン』の脚本の仕上げにかかっていた。音楽に、絵画に、文学に類まれな才能を発揮したジュリーの芝居の幕がまもなく上がろうとしている。最初の上演は南仏にある小さな町ベル・リヴィエール。出演する俳優、演出家が続々とベル・リヴィエールに集まって来た。セアラもいつしかこの芝居の醸し出す雰囲気に、その熱にのみ込まれようとしていた…。
著者等紹介
レッシング,ドリス[レッシング,ドリス][Lessing,Doris May]
1919年ペルシャ(現イラン)生まれ。イギリス人作家。1950年に発表した処女作『草は歌っている』が高く評価され、以後も、自伝的要素を含む五部作『暴力の子供たち』や『黄金のノート』など次々と大作を発表、イギリス文壇での地位を確立する。「Under My Skin」は、優秀な自伝に贈られるイギリスでも由緒あるジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞している。『夕映えの道』は、2003年に映画化された。ノーベル賞候補作家
山本章子[ヤマモトショウコ]
翻訳家。金融・経済を中心とするビジネス翻訳にも携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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