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内容説明
『源氏物語』五十四帖に因み、現代京都画壇を代表する日本画家五十四名と、各界の識者五十四名が、絵画とエッセイで織りなす絵物語。「現代の源氏物語絵」は、第一帖「桐壷」から第五十四帖「夢浮橋」までの各帖をテーマに、新たな源氏物語への情熱を細やかな筆致で表現した秀逸の作品群。「源氏物語をめぐる五十四のエッセイ」は、味わい深い文章が、さまざまな源氏物語への思いを語り、現代人の心の襞を覗かせてくれます。
目次
現代の源氏物語絵(桐壷(水田慶泉)
帚木(石田義)
空蝉(広田多津)
夕顔(磯田又一郎)
若紫(小松均) ほか)
源氏物語をめぐる五十四のエッセイ(王朝の香り、源氏の香り(熊井明子)
王朝の美人論(井上章一)
宮廷女性の美容術(槇佐知子)
王朝の紙(近藤富枝)
わたしの『源氏物語』(岸田今日子) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
20
『源氏物語』五十四帖に因み、現代京都画壇を代表する日本画家54名の作品が思う存分、堪能できる一冊。曲子光男「末摘花」、三輪晃久「蓬生」、稲田和正「胡蝶」、林潤一「藤裏葉」(敬称略)が好き。2014/05/30
犬養三千代
7
源氏物語!京都画壇の集大成と様々な文化人によるエッセイ。お香を扱う松栄堂広報室さんが集めた珠玉の一冊。サイズが文庫本なので原画はどんなだろう?原画を見てみたいものだ。2020/02/28
袖崎いたる
4
田中澄江が折口信夫の講義に出てたらしいがそこで光源氏の言動を折口がdisっていたと報告してくれておる。ふふふ。荒俣宏はオカルト趣味から源氏物語を読んでましたと白状する。ははは。2022/08/10
maekoo
4
日本画家54名の織りなす源氏54帖其々をテーマにした一枚絵が作者のコメントと共にカラーで掲載されていて源氏物語世界を新たな切り口で楽しめます エッセイは様々な階層の作家や学者、芸能人等の著名人や識者が各々源氏物語にまつわる個性豊かなエッセイを3ページずつ寄稿していて凄く楽しめ源氏物語への造詣が深まります 意外な人が寄稿していたりして面白いです 本の装丁は「浮舟」巻の柴舟にゆられ寄り添う匂宮と浮舟 2019/06/23
ヒロミ
0
現代の源氏物語絵巻。添えられた絵は美麗でしたが、エッセイ部分が物足りない感じ…。2012/08/09