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日本映画史叢書
映画と「大東亜共栄圏」

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784916087454
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C1374

内容説明

共栄か侵略か。日本の対アジア政策に寄りそって、映画も植民地・占領地へと輸出され、あるいは現地製作された。植民地主義の欲望と映画、そしてアジア諸国の反応。

目次

アジア主義の幻影―日本映画と大東亜共栄圏
満鉄記録映画と「満州」―異郷支配の視線
抗日救国運動下の上海映画界―満州事変から第二次上海事変へ
上海・南京・北京―東宝文化映画部“大陸都市三部作”の地政学
「大東亜映画」への階段―「大陸映画」試論
映画人たちの「帝国」―「大東亜映画圏」の諸相
戦時下の台湾映画と『サヨンの鐘』
日本植民支配末期の朝鮮と映画政策―『家なき天使』を中心に
一九四〇年文化空間とエノケンの『孫悟空』
漫画映画の笑いと英雄―「桃太郎」と戦争
南方における映画工作―〈鏡〉を前にした「日本映画」

ナショナリズムとモダニズム―“あの旗”は撃ち落とされたか?

著者等紹介

岩本憲児[イワモトケンジ]
早稲田大学文学部教授。専攻は映画史・映像論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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rbyawa

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i090、どうも期待のように時代順ではなかったものの表題テーマはよくまとまっていて面白かった。そもそも占領地向けの文化事業ってほとんど映画一色なのねこれ…その辺を無視して戦時中の話していても締まりがなかったわけだな、あれです、植民地はまだしも学校を作ったもののそれ以外の土地では…ところでハリウッドに日本映画で打ち勝った上「占領は生まれつきの運命だった」と思わせようとしていたのか…全く現実的ではなく、戦略地は豊かであるはずと現地の貧困を映すことを許さず、日本の農村を見せるなと禁制に…いややる気あるの本気で。2018/10/30

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