内容説明
教師の役割とは何だろうか?そして、子どもの教育において、教師はどのような重要性をもっているのだろうか?教師は、子どもが世界を理解できるようにするための手段や方法を、その心の中に作り上げてゆくべきなのか?教師は子どもの問いかけに答えるべきなのか、それとも、権威主義的なやり方で知識を押し付けるべきなのか?活動をどのように提示したら、子どもがそれを取り入れることができるのか?“教育の方法”、“授業の役割”、“子どもの自律性”というテーマは、ジャン・ピアジェが生涯にわたって論じ続けたものである。この本は、今まで一般にほとんど知られておらず、手にすることも難しかった、ピアジェによる教育に関する研究結果を、はじめて一貫した形でわかりやすくまとめたものである。
目次
道徳教育の方法
子どもの連帯する精神と国際協力
国際教育への心理学的序説
児童心理学と歴史教育
社会の進化と新しい教育
自治についての心理学的考察
平和教育は可能か?
グループ作業についての心理学的考察
自由の教育
2つのタイプの社会:未開社会と「近代」社会における青少年の道徳性の発達
自然科学の初等教育についての心理学的考察
現代の教育学
芸術教育と児童心理学
ヤン・アモス・コメニウスの現代的意義
数学入門、現代数学、そして児童心理学
数学教育に関するピアジェとの1時間
ユネスコの活動計画
著者等紹介
ピアジェ,ジャン[ピアジェ,ジャン][Piaget,Jean]
1896‐1980。子どもの認識の発達の専門家
芳賀純[ハガジュン]
1931年生。東京大学人文科学研究科修士課程修了。筑波大学名誉教授
能田伸彦[ノウダノブヒコ]
1937年生。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程退学。筑波大学名誉教授。教育学博士(筑波大学)
原田耕平[ハラダコウヘイ]
1947年生。筑波大学大学院教育研究科修士課程修了。川村学園女子大学教育学部教授。筑波大学非常勤講師
岡野雅雄[オカノマサオ]
1957年生。筑波大学第二学群人間学類卒業、筑波大学大学院文芸・言語研究科言語学専攻単位取得満期退学。文教大学情報学部助教授。コミュニケーション論・記号論・言語表現などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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