内容説明
揖保川(日本)、マラケシュ(モロッコ)、泉州(中国)、ポルトープランス(ハイチ)、ニューメキシコ(アメリカ)、ロドリゲス島(モリシャス)、など…。ハダシの学者が歩くところ、異郷の地の歴史、文化、暮らしが浮かび上がる。わたしの旅は終わりがない―地球は我が宿。エッセイと写真でつづる世界14の土地。
目次
揖保川(日本)―河原に見たこの世の縮図
マラケシュ(モロッコ)―混沌の広場に見る未来都市の姿
クラトソップ砦(アメリカ)―アメリカ史の影となった一人の女性
泉州(中国)―中国大航海時代の故郷
ブラノ島(イタリア)―水と太陽からの贈り物 “影”を訪ねて
モロニ(コモロ)―“コモロの母”との再会
ニューオーリンズ(アメリカ)―様々な時代、あらゆる人種が混在する町
ンゴング・ヒル(ケニア)―荒野の目“ンゴング”が見続けるサバンナ
ミハス(スペイン)―観光化で成功を収めた村の光と影
ポルトープランス(ハイチ)―貧困の中、人も景色も明るく輝く島
ポート・ルイス
モリシャス 多民族社会が織りなす地球の未来像
烏来
台湾 山間の村に流れた三十年の時
ニューメキシコ
アメリカ“もう一つのアメリカ”を行く
ロドリゲス島
モリシャス インド洋の果て、絶海の孤島
著者等紹介
西江雅之[ニシエマサユキ]
昭和12年東京生まれ。言語学・文化人類学者。主に東アフリカ、カリブ海域、インド洋諸島で言語と文化の研究に従事。多数の言語を話し、土地の人々の生活に容易に溶け込む研究態度で“ハダシの学者”との異名を持つ。また、現代芸術との関わりも深く、美術、音楽活動への参加も多い。教育面では、過去30年の間に東京外国語大学、東京大学、東京芸術大学、早稲田大学などで文化人類学または言語学の講義で教壇に立った。多くの高校・中学の国語教科書にエッセイが採用されている
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