内容説明
サムは、図書館に住むねずみです。子どもの調べものコーナーのうしろの、小さな穴のなかで暮らしています。サムは、本を読むのが大好き。ある日、自分でも本を書いて図書館の棚に並べてみたら、みんなから大絶賛!でも誰もサムにあったことがありません。ところが、ある日トムという男の子が、サムの正体に気付いてしまいました。二人は一緒に絵本をつくることになりましたが、もしみんなが、サムのことを知ってしまったらどうなるでしょう…トムはサムの秘密をまもれるのでしょうか?本づくりのたのしさと、友情のたいせつさを生き生きとえがくダニエル・カークの人気絵本シリーズの続編。
著者等紹介
カーク,ダニエル[カーク,ダニエル] [Kirk,Daniel]
1952年アメリカオハイオ州生まれ。現在は、ニュージャージー州グレン・リッジに妻と三人の子ども、二匹のうさぎと住んでいる。1995年に『Skatebord Monsters』で作家デビュー
わたなべてつた[ワタナベテツタ]
1962年東京生まれ。モナシュ大学言語学研究科博士課程修了。言語学博士。1996年オーストラリアへ移住。大学勤務を経て、子どもの本の執筆、翻訳に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
236
アメリカの絵本作家ダニエル・カーク 作。「としょかんねずみ」シリーズの第2巻。この巻では、誰もその正体を知らなかったとしょかんねずみのサムとはぐれものの少年トムとが絵本を共作することになる顛末が語られる。第1巻でサムに親近感を抱ければ。大いに楽しめそうだが、どうもそのことが前提になっているようで、お話として純粋に面白いかというと、若干疑問も残る。絵は幾分漫画っぽいが、細部まで丁寧に描かれており、カラーも鮮やか。2025/06/11
nana
70
サムとトムのやりとりにほっこりする。小1読み聞かせ。2019/05/22
masa@レビューお休み中
47
図書館で行われている絵本作家クラブに参加していたトムが、ある日とんでもないものを見つけてしまうのです。それは、サムの存在です。サムは、図書館では有名。でも、有名なのはサムの絵本であって、誰もサムの正体を知らないんです。そこから、二人の交流が始まるのですが…。ちょっと、ハラハラするような展開になって驚いてしまいました。せっかく、第2弾が出たのに、もう終わっちゃうの!?って思ってしまったんですよね。読んでみるとわかるのですが、まだ続きそうな予感です。二人がどうやって友達になるのかを見て欲しいなぁ。2012/10/22
chiaki
43
このシリーズを読みたくて図書館に残ってた2巻目から手に取りました。週に1度の絵本作家クラブに通うトムが、おはなしを書くペアになったのが…!『ないしょのおともだち』みたいな展開でわくわく♪謎の作家として知られるサムの正体がみんなにバレちゃうんじゃないかとハラハラ。所々に実際の絵本も描かれており、読みたい本がまた増えました〰。コメント欄にタイトルをメモ📝2021/02/14
Lesen
41
人間のトムにサムの正体がばれてしまいます。他の子にもばれてしまうのではないかとハラハラしました。トムとサムの友情が良い。秘密の友達という響きも良い。トムとサムの合作した絵本もきっと素敵なのだろうな。司書の人が持っている絵本や机に置いてある本とか細かい所まで見るとまた楽しい。後、昼の時に本棚などから図書館の様子を見ているサムを見つけるのが楽しかったです。2015/07/16