内容説明
あるあさ、おとこが目をさましたら、なんとあたまがなかった…。奇想天外なストーリーとアッと驚く結末。マックロスキーの描く挿絵の美しさにも注目です。
著者等紹介
ビショップ,クレール・H.[ビショップ,クレールH.][Bishop,Claire Huchet]
1899-1993。図書館員、ストーリーテラー、批評家、作家として活躍したフランス人。フランス最初の児童図書館開設にたずさわった後、結婚してアメリカに渡り、ニューヨーク公共図書館に勤務した
マックロスキー,ロバート[マックロスキー,ロバート][McCloskey,Robert]
1914-2003。アメリカ、オハイオ州に生まれ、ボストン、ニューヨークで絵画を学ぶ。さまざまな作家のために挿絵を描くとともに、自分でも8冊の作品を発表し、2度のコルデコット賞を受賞した
もりうちすみこ[モリウチスミコ]
福岡生まれ。九州大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
74
2度のコルデコット賞に輝いたロバート・マックロスキー氏の不条理な絵本です。ある朝、目が覚めたら頭がなくなっていた男……フランツ・カフカも仰け反りそうな始まり。とりあえず、代用品で間に合わせ、頭を探しに祭りで賑わう町にいきます。白黒で描かれる1940年代の町の風景が〈古きよき時代〉の魅力に満ちています。夢のない大人なら「飲み過ぎに注意しましょう」という教訓になりそう(笑)。2015/05/26
chiaki
53
最高にインパクトある1冊!モノクロなのがまたいい。あたまをなくして、探し回る男のシュールな姿にドキドキ!!村の人たちとのやりとりも、シャレが効いてて面白い。長女も大笑いしてました。結末まで結構長く期待高まらせられます!そしてまさかのオチに一瞬時間が止まります…笑2021/04/21
たまきら
29
ナンセンスを許さない6歳児ですから、「は?頭を落とすわけないじゃん」ところがページをめくるにつれ夢中になり、ハックルベリーみたいな男の子が出てきたあたりで俄然集中し始め、最後の唐突なオチに大笑い!読みともさんから。2017/11/17
ヒデミン@もも
29
読友さんの感想を読んで。図書館にありました。絵もお話も素敵。ストーリーテリングで聞いたら怖いんだろうね。でもモノクロの絵が良いからやっぱり絵本で。でも最後のオチはいただけないな。2014/06/30
リリー・ラッシュ
25
読メで知り、このインパクトある題名に惹かれ手に取った絵本。絵本ですが、まるで結末が気になるミステリーを読んでいるようでした。面白かった。2023/03/18